「歯周治療におけるインプラントのかかわり」というテーマで、有意義なシンポジウムと講演が行われました。
歯周治療においてインプラントは極めて有用な治療法であるが、それは包括的な治療の中の一手段にすぎないという認識は全演者に共通でした。
歯を保存することをまず第一に考えるべきであり、残念ながら保存不能と判断した場合にのみインプラントを適応するという姿勢の重要性が強調されていました。
インプラント周囲炎は歯周病に罹患した既往歴のある患者には高い頻度で発症するので、徹底した歯周治療を行った後、インプラント治療を開始するべきである、という基本を再認識出来ました。
また、インプラントは歯周病に罹患した歯を助け、逆に天然歯もまたインプラントを助けているという、両者が互いに助け合う関係にあるという認識の重要性も強調されました。
そして、天然歯とインプラントをうまく調和した形で共存させるには包括的な歯科治療の知識と技術が必要であるとあらためて思いました。
勉強の後は昨年の夏のサンフランシスコ以来の再会だった大阪の筒井先生と博多駅近くのホテルのバーで少しの時間歓談しました。
インプラントのこと、旅行のこと、ザッカーバーグ的なライフスタイルのことなど、フリーなトークでリラックス出来ました。