午前中はインプラントセンターの院内見学、骨が不足して条件が悪いケースにおけるサイナスリフトやソケットリフト、ならびにGBRの新術式に関する講義でした。
実際の症例の写真や動画を提示して講義して頂けたのでとてもわかりやすかったです。
このような歯槽頂から洞底までの距離が限りなくゼロミリに近いケースにおいても、ソケットリフトで対応していることは驚異的であり、感動的でした。
“オステオプッシャー”と呼ばれる新ツールを使用すると洞底の骨をシュナイダー膜を破らないように挙上出来るそうです。
この局面で使用する自院のツールは先端に特殊な形態的工夫が施されているハンドピースに接続する回転式ドリルですが、この新ツールはステントで支持しておいてトルクレンチで回転させて使用します。
なかなかよさそうなので自分の術式に取り入れたいと思いました。
開放創で治癒させるGBRの新術式も気に入りました。
審美領域ではコンベンショナルな閉鎖創で治癒させる方法よりも本法の方が威力を発揮すると思います。
開放創ですから、ヒーリングキャップを露出させた状態で歯肉を縫合して手術が完了することになります。
これもすばらしい術式だと感動しました。
参加者は10名で、このようにアットホームな雰囲気の中で、講師とひざを突き合わせていろいろな話が出来ました。
手前の松本先生は昨年夏のIDEAサンフランシスコセミナーや11月のフローラルインプラントセミナーでもご一緒させて頂いたのですが、すっかりインプラントの勉強仲間になっちゃいました。
水口先生はこのように穏やかで非常に紳士的なのですが、内面はチャレンジ精神溢れる火の玉のような熱いハートを持っておられる方だと拝察いたしました。
とても素晴らしい先生と出会えてよかったと思います。