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歯周病はどうして起こるのか

 

歯周炎がプラーク(歯周病原細菌を含む多種の細菌の凝集体とそれを取り巻く菌体外粘着物質のことで、局所への定着能が強くバイオフィルムと呼ばれます)によって引き起こされることは疑う余地がありません。

一方、プラークが多量に付着しても歯周組織の破壊がほとんど見られない人もいれば、プラークの量が少なくても高度な破壊がみられる人もいます。このことは、個人間で歯周病に対する感受性の差があることを示しています。

この感受性の差に関与する要素として、生体防御因子と環境因子が挙げられます。
生体防御因子とは免疫のことで、細菌感染に対する免疫応答の結果として炎症が惹起されますが、その免疫応答の発現の有様に個体間で多様性があり、また同一個体においても、年齢やおかれている環境により変化します。
このことが引き起される炎症の程度の個体差や、同一個体における症状の消長となって表れます。
また、口腔清掃を怠ったり、喫煙したり、バランスを欠いた食生活、ストレスの多い生活など、何らかの生活習慣に問題があるとバイオフィルムの除去が不十分となったり、免疫力に悪い影響を与えます。
その結果、歯周病の感受性に個人差が生まれます。

このように、歯周病は歯周病原細菌、生体防御因子(免疫)、環境因子(生活習慣)の諸因子が相互に依存して発症する多因子疾患といえます。

 

 
 
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